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アメリカで成功している海外出身小売企業




アメリカの小売りマーケット(EC含む)

米国の小売マーケットは、と、日本のGDPの2倍弱の規模があります。 (アメリカ小売マーケット:20200年$7.1 trillion(約994兆円*1)、日本GDP:2022年度548.5兆円*2 (≒$3.9 trillion))。そんな大きな小売マーケットは、世界中の企業が激しい競争が繰り広げる市場でもあります。そのアメリカ市場で、成功を収めているアメリカ以外出身の小売企業をご紹介します。アメリカで販売事業、小売事業、ECを展開する場合の何かのヒントになればと思います。


紹介する企業

1. ユニクロ

2. MANGO

3. LEGO

4. IKEA

5. Primark


1. ユニクロ


1) ブランド特徴

いわずと知れた日本発のファストファッションブランド。同じファストファッション業界ではZARA,H&Mに次ぐ第3位の売上規模を誇る。LifeWearとして、進化し続ける普段着をコンセプトとしている。

2) 売上

2兆3010億円 (22年8月期) *3

3) 世界店舗数

2,429店舗(ジーユー他グループブランド含む。2023年2月末現在) *4

4) アメリカ+カナダ店舗数

61店舗(2023年2月末現在)

5) 日本店舗数

 807店舗(国内ユニクロ事業。2023年2月末現在)

6) アメリカでの小売/EC売上、今後の方針 *5*6

2006年SOHO店(NY)開店でアメリカ進出。競争が激しく、当初は赤字が続いたため、店舗拡大を抑えコストをカットを行いながら事業を継続。従来、60-70%の大幅ディスカウント等により集客を行っていたが、近年は洋服の品質に焦点を当てたこととが効を奏し、2022年には二桁%の売上が増加し黒字化達成し、店舗拡大方針へ転換。今後、年間20店舗拡大、2027年には200店舗体制を目指す。オンライン販売やAppにも力を入れ、オンラインで販売したものを2時間以内での店舗受け取れるサービスや洋服の修理、再利用のサービスも実施。


2. MANGO (マンゴー)


1) ブランド特徴

スペイン・バルセロナ発のファストファッションブランド。世界2566店舗を展開するグローバルSPA。ヨーロッパを中心に都会的な女性に向けて、さまざまなコレクションをリーズナブルプライスで提供)

2) 売上

 26.88 億 euro (2022年) (≒4200億円(1 euro=156円で換算 ) *7

3) 世界店舗数

 2,566店舗(2023年7月現在) *7

4) アメリカ店舗数

 9店舗(2023年7月現在)*8

5) 日本店舗数

 0店舗(2023年7月現在)

6) アメリカでの小売/EC売上、今後の方針 *6

2011年ニューヨークに進出。当初は良い結果が得られなかったが、2017年SOHO店(NY)の改装から強化開始。近年オンラインにおいて目覚ましい拡大を遂げ、全米で10店舗しかないにもかかわらず、同社の中で世界で5番目の売上規模に発展。SNSが台頭し大規模な店舗網を必要とせずともマーケティングできるチャネルを提供するようになったことが、このシフトを支えていると同社は分析する。独自の愛されているブランドの多い米国は最近までに外国の会社にとって入りにくいスペースでしたが、現在では市場は新規参入者、つまり何か違うものをもたらすことができる企業を熱望している。(Mango Director) 店舗のほかにMango.com、Nordstrom やMacy’s websiteでも販売。2024年までにマイアミ、アトランタ、ヒューストン、サンディエゴ含め店舗を40店舗まで拡大させる予定。


3.LEGO(レゴ)


1) ブランド特徴

デンマーク発祥のプラスチック玩具メーカー。LEGOの特許切れを契機に安価な類似ブロックが次々と出てきたため、一時期業績が落ち込んだ。しかし高級玩具市場をターゲットに絞って高いシェアを獲得、スターウォーズやハリーポッター、レゴムービー等のストーリーに沿って開発された製品がヒットし、業績を拡大させている。

2) 売上

646 億 デンマーククローネ(2022年) (≒1.35兆円(1デンマーククローネ=21.01円換算)*9

3) 世界店舗数

904店舗(2022年7月現在) *9

4) アメリカ店舗数

100店舗(2023年7月現在)*10

5) 日本店舗数

39店舗(2023年7月現在)

6) アメリカでの小売/EC売上、今後の方針 *11

過去5年でアメリカの売上は2倍に拡大。ビジネスの拡大に合わせ約1400憶円当時アメリカに新工場を建設を決定。(現在世界工場数:9か所)


4.IKEA(イケア)

1) アメリカでの小売/EC売上、今後の方針 *6

2023年からの3年間で$ 2.2 billion(約3,100億円)をアメリカ事業のオムニチャネル戦略に投資すると発表。17の新店舗、商品のピックアップロケーション、フルフィルメントネットワーク及びデリバリーオプションの充実化を図ると発表。


5.Primark(プライマーク)

1)ブランド特徴

アイルランド発祥のファストファッションブランド。特にイギリスやヨーロッパで人気が高い日本未上陸のブランド。ファッションアイテムの小物や、靴、インテリア雑貨、コスメ、ホームウェアまで幅広いアイテムを取り扱う。SPA方式で自社で製造した独自アイテムを販売。ZARA,H&M,ユニクロよりさらに安いと言われている。

2) 売上

77 億 ポンド(2022年) (≒1.39兆円(1ポンド=180.5円で換算) *12

3) 世界店舗数

425店舗(2023年7月現在)

4) アメリカ店舗数

18店舗(2023年7月現在)*6

5) 日本店舗数

0店舗(2023年7月現在)

6) アメリカでの小売/EC売上、今後の方針*6

2015年アメリカ、ボストンに初めて出店。現在アメリカで18店舗だが、2026年までに60店舗まで拡大させると発表している。

まとめ

アメリカ市場は、NIKE,The North face,GAP, Calvin Klein,Champion等、アメリカ発の企業が支配しており、外国企業にとっては難しいとも言われていました。その影響か、どの企業も設立当初は苦戦していました。しかし、近年ポストコロナ後、新規参入者、つまり何か違うものをもたらすことができる企業が受け入れられてきて(2.MANGO項参照)、外国企業にも追い風が吹いており、ユニクロをはじめとする各社は店舗網やITに積極投資を始めているようです。


この機会にアメリカでEC事業や小売り事業を考えてみてはいかがでしょうか。当記事が参考になれば幸いです。 なお、当社トレードポータルでは、アメリカ向け越境ECに必要な、物流、EC立上げ、現地法人設立、のサポートをしております。

保管1ケースから、初期費用なし、従量課金で始められるので、リスクを抑えたアメリカ事業展開が可能です。





参考文献

*1 Advance Monthly Sales for Retail and Food Services Monthly Retail Trade Report - April 2023 https://www.census.gov/retail/sales.html

*2 内閣府 国内経済計算

*3 Fast retailing 決算短信 2022年8月期

*4 Fast retailing HP

*8 Mango store locator

*10 Find a LEGO® Store https://www.lego.com/en-us/stores10

*11 IKEA Corporate News

*13 Wikipedia Primark 

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