
アメリカで宅配で発送したいが、どこに頼めばいいだろうか。
宅配会社のサービス内容、おおよその配達日数を知りたい。
日本と比べて配達品質はどうだろうか。
本記事では以上のようなご質問にお答えします。
1.アメリカ向け越境ECでの配送会社選定
アメリカ向け越境ECを行う上で、配送会社やそのサービスの選定は重要です。
どういった配送会社があるのか、配送日数はどのくらいかかるのか、付帯サービスはどのようなものがあるのかなど、越境ECを行う上で重要なものをまとめています。
2.アメリカの配送会社
アメリカにおいて宅配を行っている会社は、主に以下の会社があります。
それぞれの会社及び特徴を記載します。
UPS:米国を本拠地とする世界最大の宅配輸送会社
FEDEX:米国が本拠地。航空便による全米翌日配達を実現させ拡大
USPS (郵便局):郵便局 手紙及び小包を取り扱い。
Amazon:アマゾンFBA倉庫から出荷される商品を配送。
3.主な輸送サービス
各社サービス内容が異なるが、概ね下記のような配送サービスを提供
Ground トラックによる輸送。 全米トラックで輸送日数はかかるが最も経済的な輸送手段。全米主要都市は5日以内で配送。ただし、保証しているわけではなく、頻繁に遅延は起こる。
Next Day 航空便を使った速達サービス。値段はかかるが、全米主要都市は翌日配達が可能
2 Day Next Day より値段を抑えられる航空便サービス
ニューヨークからGroundで発送した場合の輸送日数

ロサンゼルスからGroundで発送した場合の輸送日数

4.付帯サービス
割増保険料:通常配送会社が破損、紛失させても$100までしか保障されない。ただし、事前に商品価格を申告することで、補償金額を上げる事ができる。ただし配送料金が上がる事に注意。
受取人のサイン取得:アメリカの配送は一般的に置き配。しかし、サイン取得オプションをつける事で、置き配はせず、受領者にサインを取ることができる。高額商品に適用させることが多い。
料金受取人払:届け先で料金を受け取るようなサービスは行っていない。ただし、発送する際に受取人の会員番号を記載して発送すれば、記載された会員に配送料金が請求される。
5.発送するには
HPから、配送先の宛先を記載し、ラベルを印刷し、箱に貼り付ける。
または、各宅配会社のアプリをダウンロードし、ラベルを印刷する事も可能。
集荷が必要な場合は、宛先を印刷する際、依頼する項目があるのでそれをチェックしておく。(配送量が多くない場合は別途集荷料がかかる。)
UPS,FEDEX,USPSは店が多数あるので、持ち込み発送することももちろん可能。
6.配達事情
1)置き配
特段付帯サービスをつけなかった場合には、置き配になる。
大規模なアパートなどでは、アパートの受付が預かってくれるサービスがあったり、宅配ボックスがあるケースもある。
また、スーパーなどに宅配ボックスがある事もある。
2)配送品質
日本と比較して配達品質は良くない。
取り扱いは雑であり、雨の中放置される事も多々ある。従い、配達側はこれを見越して厳重な梱包をする必要がある。
7.まとめ
以上アメリカの宅配事情についてまとめました。
これを見ていただければ、アメリカでの宅配をする方法、注意点が把握できるのではないかと思います。
なお、当社倉庫からの発送には最大70%割引で手配が可能です。
料金など詳しくは当社へお問合せ下さい。
アメリカで越境ECを始める場合には、以下の記事も参考になります。
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