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  • Etsyでのハンドメイド製品 越境EC販売戦略

    この記事ではそんなお悩みにお答えします。 全米4位の訪問数を誇るEtsyを紹介。 当ECモールは、ハンドメイド商品、ヴィンテージ商品を専門に取り扱っており、 日本の手作りの製品や、伝統工芸品も多数販売され、人気になっているお店もあります。 今回は出店に興味のある方々のために、販売製品、価格、出品方法などもまとめています。ぜひご覧ください。 私たちは、現在約7年間にわたり、お客様がアメリカで商品を販売するにあたり必要な、貿易、物流、ECをサポートして参りました。お客様の成功事例、失敗事例、日々の運用での経験を交え解説しています。 目次 1. 越境ECに最適なEtsy 全米訪問者数 Etsyは、アメリカのeコマースプラットフォームの中でもトップレベルの規模をほこります。Etsyのウェブサイトの月間訪問数は約4.65億にのぼり、ウェブサイトランキングも、Amazonが1位のeCommerce & Shopping > Marketplaceというカテゴリで4位、全米ウエブサイトラインキングでは30位となっており、その規模感が見てとれます。(参照⁰) 参考として、日本のeCommerce & Shopping > Marketplaceというカテゴリで1位Amazon(Japan)のウェブサイト月間訪問数は、約5.7億。楽天のウェブサイト月間訪問数は4.95億となっています。(参照⁰) Etsyは、ニューヨークのブルックリンで創業されたのち、アメリカ全土に拡大し、ヨーロッパにも進出しています。 2022年には、$25億の収益を上げており、毎年約10%増収で推移しています。 2023年時点のアクティブなバイヤー数は9,600万。730万人のセラーが出品しています。(参照¹) 2.特徴 ハンドメイド、ビンテージアイテムに焦点 Etsyは、ハンドメイドアイテムやビンテージアイテムなど、独自性のある商品を扱うスモールビジネスやアーティストに焦点を当てたeコマースプラットフォームです。 ウェブサイトのトップページには、自分の名前をモチーフにできるネックレスなどパーソナライズできるアイテムが並びます。 (出典元:https://www.etsy.com/) スクロールすると、編集部がピックアップしたジュエリーが並びます。ここに掲載されているジュエリーはすべてハンドメイドアイテムです。 (出典元:https://www.etsy.com/) Eコマース市場は、成長業界であると同時にAmazonやeBayなどの強豪がひしめく、競争が激しい市場でもあります。そんな中、Etsyは独自性のある商品や品質に重点を置くことで、他社との差別化を図り現在のポジションを確立しました。創業初期のEtsyエディトリアルチームも、大量生産型の商業的に作られたアイテムではなく、アーティスティックなアイテムにスポットを当てていたようです。 Etsyでは、ブランド名が大々的に表示されることからも、商業的なアイテムを押し出すよりも、アーティスティックなアイテムや独自性のあるアイテムを出品しているブランドやアーティストにスポットが当たる運営をしていることが伺えます。 (出典元:https://www.etsy.com/) 例えばマグカップを検索すると、上記のような検索結果画面が表示されます。写真の真下に「商品名」その下に「ブランド名(画像内の黄色アンダーライン部分)」が表示されます。ユーザーはEtsyの商品を買っているという認識ではなく、どのブランドの商品を購入しているのかを認識した状態でショッピングをしている確率が高くなります。また、商品ページのブランド名をクリックすると、ブランドのストアフロントページに飛ばすことができます。 一方、Amazonでマグカップを検索すると、下記のように表示されます。 (出典元:https://www.amazon.com/) 検索結果画面には、ブランド名を表記する部分はなく、商品名にブランド名を記載している場合のみ、商品名枠内にブランド名が表示されます。 Etsyのセラーや利用者の特徴についてみてみましょう。Etsyの調べによると、83%の出店者が女性と認識されています。(参照³)Etsyのオーディエンスは、42.42%が男性、57.58%が女性。利用者のマジョリティが25~40歳の年齢層にあたります。(参照⁰) Etsyユーザーのユニークな傾向として、2020のEtsy利用者のデモグラフィックによると、81%の女性が大企業よりスモールビジネスサポートする傾向があるようです(予算が許す限り)。若い年齢層は特に、スモールビジネスに投資する必要性を感じているという結果がでているそうです。(参照³) 3.Etsyではどんなものを売っているか。売れているもの Etsyで売れ筋のアイテムは、ハンドメイドジュエリーをはじめ、手作りのアイテムも多くみられます。 Etsyベストセリングアイテム TOP10 1. Handmade Jewelry 2. Vintage Clothing 3. Handmade Home Décor 4. Art Prints 5.…

  • 家具のオンラインマーケットWayfair(ウェイフェア)とは?

    アメリカではコロナ禍を経て、ネット販売がさらに躍進しました。今回はアメリカで出店可能なECショッピングサイトをご紹介します。  中でもこのブログでは、家具を中心に扱うアメリカのECサイト「Wayfair(ウェイフェア)」に着目。Wayfairの規模感や特徴、人気の商品を解説します。    さらにWayfairに出品する事も可能。海外販売をお考えの方も、ぜひご覧ください。 なお、もし出店に興味がでたら、こちらの記事もお勧めです。 アメリカで海外販売を始めるための具体的方策  私たちは、現在約7年間にわたり、お客様がアメリカで商品を販売するにあたり必要な、貿易、物流、ECをサポートして参りました。お客様の成功事例、失敗事例、日々の運用での経験を交え解説します。 その他ご質問がありましたら、こちらまで 目次 1.アメリカの家具ECサイトWayfairの特徴 Wayfair(ウェイフェア)とは2002年に設立された、欧米の大手家具eコマースプラットフォーム。売上は122億ドル(1.8兆円(2021年決算$1=150円換算)で、ニトリの0.9兆円(2022年度)の約2倍の規模があります。2,700万人のアクティブな顧客がおり、23,000ものサプライヤーパートナーから3,000万を超える製品の購入が可能です*1。2022年の米国の家具・家電市場のオンラインストアランキングでは、4位にランクインしています。(図表1) *1参考サイト https://ecommercenews.eu/wayfair-revenue-was-e12-2-billion-in-2021/ 図表1 アメリカの家具・家電市場ECランキング(2022年時点) ECサイト 家具・家電領域の収益 Amazon US$18,237.7m The Home Depot US$12,995.9m Walmart US$12,575.2m Wayfair US$8,187.7m Target US$4,000.1m 参考URL:https://ecommercedb.com/ranking/stores/us/furniture-appliances?page=1&pagesize=50&specialist=all&currency=USD 商品を作らず、在庫も持たない家具ECに特化したプラットフォームとして注目されているWayfair。ここからは細かい特徴を見ていきましょう。 ① EC販売ツール 3Dツールの採用 実際に配置をしてみないとイメージが湧きづらい家具。ECサイトでは、購入前に現物を手に取ることができないため、なかなか購入の決断ができないですよね。その悩みを解消するために、Wayfairでは3Dモデル機能を採用し、購入前のイメージがつきやすいように工夫されています。 購入希望の家具を自由自在に仮想空間で配置することができ、部屋の大きさなども変更可能なので、自分の家に合わせて様々な設定をすることが可能です。 ② EC販売ツール スタイルの提案 サイト内では、好みのリビングルーム、好みのキッチン、好みのベッドルーム、好みのチェアなどの質問に答えると、おすすめの商品を提案してくれる機能も備えています。多くの商品がある中、自分好みのアイテムを探すのは骨が折れますが、この機能を使用すればある程度絞り込めるので、とても便利な機能です。 ③ EC販売ツール AR(拡張現実)の活用 公式アプリ内のView in Room 3D の機能を使用すると、スマートフォンを通して自分の部屋を見ながら家具のシュミレーションをすることが可能です。買いたい家具が自分の部屋にマッチしているかを事前に確認することができるので、安心して購入に踏み切ることができます。 参考URL:https://investor.wayfair.com/news/news-details/2019/Wayfair-Unveils-New-Mobile-App-Features-Makes-Shopping-for-Home-from-Anywhere-Easier-Than-Ever-Before/default.aspx 2.Wayfairの出品家具 ソファ、ベッド、家電もなんでも ここからはWayfairで出品されている家具や家電など、人気の商品をチェックしていきます。サイト内では、下記のような14カテゴリで検索をかけることが可能です。 ・ソファ 家具分類の中でもソファは、全部で38,978点ありました。カスタマーレイティングが高い、人気順に並べてみたところ、下記 写真のような結果となりました。シンプルでどんな空間にも比較的合わせやすく、落ち着いた色合いのものが人気でした。色のバリエーションが検索の段階で表示されているので、このページで色選択を完結できるのがポイント。また、セール品が多く、お得に購入できるものも多くありました。 ・テレビスタンド 次にテレビスタンドについても調査してみました。収納がしっかりと備わっていて、シンプルなデザインのものが人気があるようです。また、マウスのカーソルを写真に当てると、商品単体の写真から実際の使用イメージ写真に切り替わるため、同じページ内で使用した際のイメージを膨らますことができるのが、便利な点だと思います。 ・室内暖炉 アメリカらしい室内用の暖炉もたくさん種類があり、スタイリッシュで現代的な電子暖炉が多くラインナップしていました。 ・ベッド…

  • 越境ECを始めるためのモール選び アメリカECモール11選

    アメリカのECモールに出店したいと思った時、どんなECモールに出店すれば良いでしょうか。自分の製品のブランドをより高めて売りたいけれど、アマゾンやEbay 以外にも選択肢はないのだろうか。   本記事では、そんな疑問にお答えします。 以下、アマゾンやEbay含め、日本からでも出店できるECモール11選をご紹介します!それぞれのECモールの特徴、ユーザー層、出店コスト、人気カテゴリ等をまとめています。 目次  私たちは、現在約7年間にわたり、お客様がアメリカで商品を販売するにあたり必要な、貿易、物流、ECをサポートして参りました。今回は、その事業の経験、知識に基づき解説します。  もし出店してみたいと感じたら、こちらの記事もご覧ください。価格設定、流通経路、物流、輸出規制、関税等に関してまとめています。 1位:Amazon(アマゾン 文章内のAmazonはすべて米国Amazonを指します。) 特徴 誰もが知っていると言っても過言ではないほどの、圧倒時な知名度と規模をほこるAmazon。米国最大のeコマースマーケットプレイスで、ウェブサイトの月間訪問数は、約23億(参照⁰)にのぼります。 全米のトップウェブサイトランキング(訪問数ベース)でも4位、eCommerce & Shopping > Marketplaceというカテゴリでは堂々の1位です。(参照⁰) 2019年時点で、モバイルアプリユーザー数が1.5億人に昇っています。(参照²) Amazonの出店数は600万を超えると言われており、これら多くの出店者がAmazonを愛用する最大の理由の一つが、圧倒的な規模と、「FBA(Fulfillment by Amazon)プログラム」という仕組み。AmazonのFulfillmentセンターに商品を納品すれば、その後の商品管理・パッキング・シッピング・カスタマーサービスをAmazon側で請け負ってくれます。 ユーザー層 Amazonではどのようなユーザーにリーチできるのでしょうか? Amazonは「最も顧客を優先する企業」というアワードを受賞したこともあり、年齢や性別を問わず様々な背景を持つユーザーが満足できることを目指しています。なので、幅広いユーザー層にリーチが可能と言えるでしょう。 Amazonユーザーの平均年齢は37歳、18~32歳の若い層の85%が最低でも週に一回買い物をしているというデータ(参照²)があることから、年齢層の若いユーザーがアクティブにショッピングをしていることは明らかです。 人気のカテゴリ Amazonで最も購入されているカテゴリベスト5は以下の通りです。 Home & Kitchen 35% Beauty & Personal Care 26% Clothing, Shoes & Jewelry 20% Toys & games 18% Health, Household & Baby Care 17% (参照³) 出店にかかるコスト 出店にかかるコストは、2つのパターンがあります。(参照⁴) ① individual…

  • アメリカで成功している海外出身小売企業

    アメリカの小売りマーケット(EC含む) 米国の小売マーケットは、と、日本のGDPの2倍弱の規模があります。(アメリカ小売マーケット:20200年$7.1 trillion(約994兆円*1)、日本GDP:2022年度548.5兆円*2 (≒$3.9 trillion))。そんな大きな小売マーケットは、世界中の企業が激しい競争が繰り広げる市場でもあります。そのアメリカ市場で、成功を収めているアメリカ以外出身の小売企業をご紹介します。アメリカで販売事業、小売事業、ECを展開する場合の何かのヒントになればと思います。 紹介する企業 1. ユニクロ 2. MANGO 3. LEGO 4. IKEA 5. Primark 1. ユニクロ 1) ブランド特徴 いわずと知れた日本発のファストファッションブランド。同じファストファッション業界ではZARA,H&Mに次ぐ第3位の売上規模を誇る。LifeWearとして、進化し続ける普段着をコンセプトとしている。 2) 売上 2兆3010億円 (22年8月期) *3 3) 世界店舗数 2,429店舗(ジーユー他グループブランド含む。2023年2月末現在) *4 4) アメリカ+カナダ店舗数 61店舗(2023年2月末現在) 5) 日本店舗数  807店舗(国内ユニクロ事業。2023年2月末現在) 6) アメリカでの小売/EC売上、今後の方針 *5*6 2006年SOHO店(NY)開店でアメリカ進出。競争が激しく、当初は赤字が続いたため、店舗拡大を抑えコストをカットを行いながら事業を継続。従来、60-70%の大幅ディスカウント等により集客を行っていたが、近年は洋服の品質に焦点を当てたこととが効を奏し、2022年には二桁%の売上が増加し黒字化達成し、店舗拡大方針へ転換。今後、年間20店舗拡大、2027年には200店舗体制を目指す。オンライン販売やAppにも力を入れ、オンラインで販売したものを2時間以内での店舗受け取れるサービスや洋服の修理、再利用のサービスも実施。 2. MANGO (マンゴー) 1) ブランド特徴 スペイン・バルセロナ発のファストファッションブランド。世界2566店舗を展開するグローバルSPA。ヨーロッパを中心に都会的な女性に向けて、さまざまなコレクションをリーズナブルプライスで提供) 2) 売上  26.88 億 euro (2022年) (≒4200億円(1 euro=156円で換算 ) *7 3) 世界店舗数  2,566店舗(2023年7月現在) *7 4)…

  • 日本とアメリカ物価比較  生活消費財スーパー店頭比較

    アメリカでは物価が上がっていると言われますが、今回はビックマック指数での比較、実際の店頭価格での物価比較を行い、アメリカの物価が日本と比べてどの位高いのかをご紹介します。  結論としては、アメリカのビックマックは日本の2倍、アメリカで売られている生活雑貨は日本のほぼ2-3倍で販売されていました。それでは、具体的に全体を指数で比較、実際の店頭の販売価格両面から価格をみていきましょう。 私たちは、現在約7年間にわたり、お客様がアメリカで商品を販売するにあたり必要な、貿易、物流、ECをサポートして参りました。今回は、その事業の経験、知識に基づき解説します。無料のご相談はこちらまで。 ビッグマック指数での物価比較 今回は、日本と比較してアメリカがどれだけ高いのか、ビッグマック指数を使って比較します。ビッグマック指数とは、英国のエコノミスト誌が1986年から毎年発表している経済指標(*1)です。世界で共通して販売されているマクドナルドのビッグマックを基準にして、各国の物価水準や為替相場を比較していくという原理になります。今回比較したところ、日本は他国と比べて、ビックマック指数がかなり低く、アメリカの100%としたところ日本は54%であり、アメリカのビックマックは日本の約2倍になることが分かります。 (図表1) 図表1 各国のビックマックドル建て販売価格(2022年6月時点)                               出典 The Economist シャンプー、歯磨き粉、絆創膏など、生活消費財の価格比較はこちらの記事から 店頭/ECでの物価比較 次に、実際にお店に行き、日本の商品との物価の違いを検証してみます。 今回はアメリカの大手総合スーパー、ターゲットで生活雑貨について、実際に店頭に並んでいた商品と、日本と比較的同類の商品を比べています。13品目の平均で、日本の価格よりアメリカの方が97%高いことが分かります。また、すべての商品で日本より高く、2-3倍の商品が数多くありました。(図表2) 図表2 店頭での物価比較 *アメリカ 大手総合スーパー ターゲット(ハワイ) / 日本 各種ネット価格(下記参照) 2023年6月調べ ・マグカップ  $3=¥429 $1=¥143(6月25日時点)で換算しています。シンプルなマグカップは1つ¥429で売られていました。同じようなマグカップをニトリの公式サイトで調べたところ、¥199だったためアメリカで買う方が2倍近くの値段になることがわかります。シンプルで使いやすいデザインですが、実際に手に取ってみたところ少し重たく感じたので、普段使いをするには少し使いづらそうだと感じました。 ※日本での販売価格 https://www.nitori-net.jp/ec/product/8967767s ・お皿 $4=¥572 こちらもシンプルで普段使いしやすそうなお皿を比較対象に選んでみました。日本円にすると¥572でした。日本のニトリで同じようなお皿を調べてみたところ、¥299で購入できることがわかりました。マグカップ同様、シチュエーションを問わずに使えるデザインですが、重たさは少し感じました。 ※日本での販売価格 https://www.nitori-net.jp/ec/product/8909555s ・ワイングラス $3=¥429 食事のお供にしたいワインを入れるワイングラスの値段も調査してみました。アメリカでは、1つ¥429で購入することができ、日本のニトリでは2個セットで¥599、1つ¥300弱で購入することが可能でした。ワイングラスはアメリカの方が若干高めのようです。 ※日本での販売価格 https://www.nitori-net.jp/ec/product/8955127s ・キッチンタオル $6=¥858 キッチン周りに必須なキッチンクロスは、4枚セットで¥858でアメリカでは売られていました。日本のニトリを参照したところ、同じく4枚セットで¥219でだいぶ安く売られていました。手触りは少しごわついていたので、日本の方が質は良さそうです。 ※日本での販売価格 https://www.nitori-net.jp/ec/product/5898249s ・テーブルランナー $27=¥3,861 テーブルを華やかに彩ってくれるテーブルランナーは、アメリカでは¥3,861で購入可能でした。日本のニトリで同じような商品を比較したところ、¥2,490で売られていたので、約¥1,000ほど、アメリカの方が高く売られていることがわかりました。 ※日本での販売価格 https://www.nitori-net.jp/ec/product/7834092s ・ソープディスペンサー $12=¥1,716 元のハンドソープの容器よりも、おしゃれなソープディスペンサーに移し替えた方が見栄えが美しくなりますよね。石鹸の残量がわかりやすい透明なソープディスペンサーはアメリカでは、¥1,716で売られていました。対して、日本のニトリでは同じようなソープディスペンサーが¥799で購入可能。アメリカのソープディスペンサーはプッシュに若干力が必要だったので、日本の方が使いやすさと価格で勝るかと思います。 ※日本での販売価格 https://www.nitori-net.jp/ec/product/5851253s ・カトラリーセット $15=¥2,145 ナイフ1本、スプーン2本、フォーク2本の合計5本付いたカトラリーセットは、アメリカでは¥2,145で売られています。ニトリでは、ミニスプーン2本、大スプーン2本、ミニフォーク2本、大フォーク2本の合計8本セットで、なんと¥599で購入可能!カトラリーの本数も多く、値段も安く買えてしまう日本と比べて、アメリカはやはり高いですね。 ※日本での販売価格 https://www.nitori-net.jp/ec/product/8910761s ・調理スプーン $6=¥858…

  • アメリカEC市場と日米越境EC市場のトレンド

    アメリカのEC市場は世界最大級の規模を誇り、今もなお拡大を続けています。ここでは、世界におけるアメリカのEC市場のについて、以下の項目についてについて掘り下げてみていきましょう。 1. EC市場世界ランキング 2. アメリカEC市場規模の推移 3. アメリカECサイト:どんなECサイトが人気?  4. アメリカと日本の越境EC規模 5. 越境ECで売れている商材 1.アメリカEC市場世界ランキング  はじめに、世界各国のEC市場を比較すると、中国が最大で、続いてアメリカが日本と続きます。 図表1は、2022年におけるEC市場の国別の売上高です。1位は中国の1兆5350億ドルで日本の6.3倍、2位はアメリカの8750億ドルで日本の3.6倍、3位は日本の2410億ドル、4位はドイツの1480億ドルで日本の0.6倍になります。 図表1:2022年のEC市場の国別売上高                                出典:Ecwid (*1) 一方、人口一人当たりでは、今度はアメリカが1位、日本が2位、ドイツが3位となります。 アメリカが2,623ドルで日本の1.4倍、中国は1,087ドルで日本の0.6倍、日本は1,933ドル, ドイツ1783ドルで日本の0.9倍になります。アメリカの人口は3億人に対し、中国の人口は約14億人、日本は1.2億人なので、人口一人当たりにすると、アメリカが中国を逆転し、世界1位となります。アメリカ市場は成熟しており、一人当たりではより多くの商品、より高い商品が売れると言えるでしょう。 図表2:2022年人口一人当たりのEC市場売上高                              出典:Ecwid (*1) 2.アメリカEC市場規模の推移  次に、アメリカのEC市場の規模のこれまでの推移と今後を展望していきましょう。結論から述べれば、これまでのトレンド、リーマンショック時の影響を見ても、アメリカのEC市場はこれまで順調に拡大を続けており、今後も高成長が続くことが予想されます。 図表3はアメリカのEC売上高と割合を示したものです。アメリカの小売売上高全体は、緩やかなペースで右肩上がりの上昇を続けてきましたが、ECの売上高は過去10年で加速度的に上昇してきたことで、その割合も急速に高まってきています。近年ではECの割合自体は15%程度で固定されていますが、アメリカの小売売上高が拡大を続ける限り、EC市場も比例して拡大していくこととなります。コロナ禍で在宅勤務も発展する中、今後も小売売上高に占めるECの割合が減ることは想像しにくいでしょう。 図表2:アメリカのEC売上高・割合推移                                出典:米商務省 なお、2008年のリーマンショック時も、ECの売上高はほとんど低下していないことから、今後アメリカ経済が減速したとしても、大きな被害を受けない可能性が高いと考えられます。生活必需品をECで購入するとなれば、不況でも消費は大きく落ち込まないかもしれません。むしろ、不況時に安い商品を追い求めれば、EC市場はより活性化する可能性すらあります。 実際、アメリカの調査会社が2022年10月に実施した調査によれば(*2)、インフレ対策の1つとして、71%の回答者が今後1年間の間にECへの支出を増やす見込みとの結果も出ています。深刻なインフレが進む中で、人々が「より安く」を追求するようになったことも、ECにとって追い風です。アメリカ経済の強さと、人々の消費行動の変化が相まって、アメリカのEC市場は明るい未来が待っているといえそうです。 3.アメリカECサイト:どんなECサイトが人気?  それでは、アメリカ国内ではどのようなECサイトが人気なのでしょうか。日本国内では、ECといえばAmazonや楽天が思い浮かびますが、アメリカにおいてもAmazonの強さは圧倒的です。ただ、カテゴリーに特化した専門店、他社の出店も可能なオンラインモール型サイト(日本の楽天のようなサイト)も多数あります。 図表3:アメリカECサイトのアクセス数ランキング (2023年5月) 注:空欄はデータなし 出典:ランキング/訪問者数similarweb(*3) 業種/出店可否 当社調べ  図表3は、アメリカのECサイトのアクセス数ランキング上位15社を示したものです。Amazonはアメリカでの人気度も圧倒的です。 続く第2位は、eBayです。eBayは個人・企業問わず、190ヶ国に商品を出品することができる、世界最大級の越境EC・ネットオークションサイトで、日本での知名度は低いですが、世界的な人気は極めて高いECサイトです。 第3位には、総合スーパーとして知られるWalmartが続きます。WalmartのシェアはAmazonの6分の1程度と見劣りしますが、同社はスーパーとしての強みを活かし、食品におけるシェアはAmazonを上回っています。  第5位のEtsyは手作りの商材を扱うオンラインモールで、ハンドメイドのレターセット、革細工、家具などを比較的小規模の会社が多く出店しています。  6位のHome Depotや10位のLowesはホームセンターで、DIYが盛んなお国柄を表しています。   14位のTEMUは中国の越境ECサイトで、価格競争力を武器に拡大。  15位のWayfair は家具のオンラインモールとなっています。 Amazon、Walmart、Etsy、Wayfairはオンラインモール型(楽天のように、ショッピングモール上様々な店舗が出店する形式のもの)で、たくさんの企業が出店し、販売を伸ばしています。 4.アメリカと日本の越境EC規模 次に、アメリカと日本の越境ECの規模について見ていきましょう。図表4は、日本の越境ECの地域別の売上高です。こちらによれば、北米向けの越境ECの売上高は2022年には2017年時点の5倍程度まで拡大しており、日本の製品の人気が拡大している事が分かります。 特に、近年大きく伸びが加速している要因はやはり円安の進行でしょう。円安が進めば、海外の消費者にとっては日本から仕入れた商品が安く買えるということになります。最近の円安の加速は、EC事業にとっては大きなチャンスであるといえます。日銀が大規模な金融緩和政策を続ける限り、こうした円安基調も続く可能性が高く、EC事業に有利な環境は継続しやすいと考えられます。 図表4:日本の越境EC売上高(Nikkei Asiaの記事より引用)                               出典:Nikkei Asia(*4) 5.越境ECで売れている商材 最後に、日本からアメリカの越境ECにおいて、どのような商品が人気なのか見ていきましょう。図表5は、日米の越境ECを支援するBEENOSが発表した、商品ジャンル別の売上高ランキングです。 図表5:日米越境EC商品ジャンル別売上高ランキング(2022年)…

  • アメリカのPetite (プチ)サイズ服事情について 米国EC展開のヒント

    1.Petiteサイズとは?アメリカでのEC展開のヒント Petiteサイズとは、主に身長の低い女性向けにつくられているサイズです。身長が5’4”(約163cm)以下の人を対象に、肩幅・着丈・股下・袖の長さがレギュラーサイズより短めに設計されています。ですから、身長が5’4”(約163cm)以下の人はもちろん、肩幅が平均より狭い、胴体または股下が短めの体型の人に愛用されることが多いサイズです。 アメリカではアジア系人種が急拡大しており、小柄な人も増えています。ここでは、Petiteサイズについて解説し、アメリカでのEC事業のヒントになればと思います。 表記は、サイズの後ろにPと表示されていたり(例えばSサイズのPetiteは、「SP」というように)、サイズの上にPetiteと記載されていたりします。 参考:筆者は身長152㎝、体重45kgで、主にXXSP(たまにXSP)を着用することが多いです。XXSであればPetiteサイズではなくても、着られるものもあります。 2.Petiteサイズ 展開ありのブランド Petiteサイズの展開があるブランドには、下記のようなものがあります。アメリカ全土、または国際的に展開のある人気の大手ブランドが多い印象です。 ・J.Crew ・Madewell ・Banana Republic ・GAP ・Athleta・Old Navy ・Anthropologie ・Reformation ・Abercrombie & Fitch ・ASOS ・Ralph Lauren また、NordstromやMacy’sなどの大手百貨店が展開する独自ブランドでもPetiteサイズの取り扱いがあります。(NordstromのOpen Edit、Macy’sのI.N.C. International Conceptsなど。) 3. Petiteサイズの実情 Petiteサイズは、レギュラーサイズが合わない人でも、ジャストフィットした状態で素敵に着こなせるので、身長の低い女性にとっては救世主のような存在。筆者である私も、レギュラーサイズだと着られている感が否めないアイテムも、Petiteサイズだとぴったり身体に合ったという経験が度々あります。 けれど、ショッピングをする際、不都合が多いのも事実。 1)実店舗にはおいてないことも多い Petiteサイズの展開があるブランドでも、Petiteサイズの取り扱いはオンラインのみで、実店舗にはおいていないことがあります。ショッピングモールなどに買い物に行ったり、路面店で素敵なアイテムを見つけたりして、その場で購入したくても、実店舗ではPetiteサイズの取り扱いがないため購入できず…ということもしばしば。結局オンラインショッピングをすることに。 実際に、上記のブランドリストにもある、Petiteサイズの展開があるAthletaの路面店に訪問してみました。 こちらも、店舗ではPetiteサイズを取り扱っていませんでした。Athletaの大型店では稀にPetiteサイズのアイテムを置いてあることもあるようですが、基本的には、Petiteサイズはオンラインでの取り扱いとのことでした。Petiteサイズを購入したい場合は、レジで注文手配をしてもらって自宅に届くようにするか、自分でオンラインショッピングをするか、という選択肢になります。 2)アイテムによってPがあることとないことがある Petiteサイズの取り扱い自体はあるブランドでも、すべての商品でPetiteサイズの展開があるわけではありません。なので、素敵なアイテムに巡りあえてもPetiteサイズがなくて、購入を断念せざるを得ないこともあります。 3)同じブランドでもどのサイズのPetiteが合うかはアイテムによって違う。 同じブランドのアイテムでも、それぞれのアイテムによってどのサイズのPetiteサイズが体型に合うかは違うことがあります。例えば、ワンピースは00Pが合うけれど、ジャケットは0Pが合うなど。オンラインでしか取り扱いがないので、試着もできないうえに、アイテムによってどのPetiteサイズが合うかが変わる…ということがあるので、買い物に苦労が多いのがPetiteサイズ実情です。 (補足情報:その代わりというのもなんですが、アメリカでは返品を気軽にすることができます。日本と比べて返品のハードルがかなり低いと感じます。サイズが合わなかったり、イメージと違ったりすると、不良品や不具合がなくても、返品して問題ありません(セールで大幅な値下げをされている時は返品不可の場合もあります)。なので、店頭にPetiteサイズがなくて、00Pにするか0Pにするか迷っていると、両方頼んで合わなかった方を返品するかたちにしますかー?と店員さんから提案されたりします。) 4.アメリカEC事業のヒント レギュラーサイズが合わないアジア人女性のファッション事情 レギュラーサイズが体型に合わないアジア人女性は、どのように体型に合ったファッションアイテムを入手しているのでしょうか? 1)いつも決まったブランドで買い物をする。 やはり、Petiteサイズの展開があるブランドや、Petiteサイズがなくてもつくりが小さめで身体に合うサイズがあるブランドなど、自分の体型に合うものを販売している特定のブランドのみで買い物をしているという女性が多い印象です。なので、買い物をする際も、「このお店はサイズが合わないから見ない」というように見るお店が限られていたり、いろいろなショップを見て回っても結局購入するのはいつも決まったブランドという人も多いようです。 2)ブラを自国で買っている また、洋服はアメリカで購入していても、ブラは自国で買っているという声も良く耳にします。アンダーもカップも小さめのブラは商品展開が少なくなるので、合うものがないという理由で、自国で購入しているという人が多い印象があります。また、欧米人とアジア人では骨格が違うからか、アンダーやカップが小さくなくても、自国の商品の方が身体にフィットするという理由で、自国で購入している人もいます。 (個人的な感想ですが、初めてアメリカの下着ショップ(Victoria’s Secret)を訪れた時、自分に合うサイズが全然ないことと、帽子か!と突っ込みたくなるくらい大きなブラがある事に、非常に驚いた記憶があります。) 5.身長152㎝アメリカ在住の筆者の体験談 1)実店舗で商品を見繕って、オンラインで購入するが定番パターン。 上述したように、店頭にPetiteサイズがないことが多いので、店頭で商品を見て、気に入った商品のPetiteサイズをオンラインで購入する、というのが私の買い物の定番パターンになっています。私の場合は、できるだけ実際に目で見たり、生地を触ったり、サイズは合わなくても着てみたらどんな感じかを確認してから商品を購入したいので、Petiteサイズがその場で購入できなくても、店頭には足を運びます。 2)水着はやはり日本で買っている 私の場合、できるだけなんでもアメリカで調達したいと思っているタイプですが、それでも水着だけは日本で買っています。その理由は、そもそも体型に合うサイズが少ないのはもちろんですが、日本の水着は、胸が大きくなくても、胸や体型がきれいに見える工夫が沢山されているのを痛感するからです。アメリカでは、奇跡的にサイズ的には問題ない水着に巡りあえても、身体がすごく平たんに見えたり、子供っぽく見えてしまうことがほとんどなので、ディティールが工夫されている日本の水着を購入しています。 3)ショッピングセンタにある一般的な下着ショップでブラを買うのが厳しい Victoria’s secretなど、アメリカの下着ショップ(店頭)でブラを購入するのがかなり難しいです。私の場合、日本ではそんなに胸が小さい方ではありませんでしたが、Victoria’s…

  • 日本とアメリカ物価比較 ドラッグストア店頭、ECサイト物価 

     アメリカでは物価が上がっていると言われますが、どの位あがっているのでしょうか。特にコロナ禍以降、物価上昇は激しくなっており、一時期インフレ率9パーセント(日本は4パーセント)に達しました。ここでは、生活費指数での比較、実際の店頭価格での物価比較を行い、アメリカの物価が日本と比べてどの位高いのかをご紹介します。  結論としては、アメリカの都市部では、日本より平均1.3倍の高くなっており、生活消費財の商品によっては2-3倍で販売されているものも沢山あります。それでは、具体的に全体を指数で比較、実際の店頭の販売価格両面から価格をみていきましょう。 私たちは、現在約7年間にわたり、お客様がアメリカで商品を販売するにあたり必要な、貿易、物流、ECをサポートして参りました。お客様の成功事例、失敗事例、日々の運用での経験を交え解説します。 1. 生活費指数での物価比較 まず、日本と比較してアメリカがどれだけ高いのか、生活費指数を使って比較します。アメリカの生活費指数ランキング「NUMBEO」(賃料を除いた生活費 *1) によると、日本が64.6に対し、アメリカは72.4と、アメリカは日本と比較して約12%高い事が分かります。都市部で比較すると、更にその差は大きく、東京が73.7に対し、サンフランシスコは99.6、ニューヨークは100、サンタバーバラ(ロサンゼルス郊外)は111.2と、東京と比較してアメリカの大都市は約30%高い事が分かります。(図表1) 図表1 Cost of living index 2. 店頭での物価比較 次に、実際にお店に行き、日本商品との物価の違いを検証してみます。 今回はアメリカの中でも有名なスーパーマーケットのチェーン店、セーフフェイで生活消費財について、実際に店頭に並んでいた商品と、日本と比較的同類の商品を比べています。15品目の平均で、日本の価格よりアメリカの方が44%高いことが分かります。また、ほとんどすべての商品で日本より高く、中には2-3倍の商品もあります。 図表2 店頭での物価比較 *アメリカ スーパーマーケット セーフウェイ(ハワイ) / 日本 各種ネット価格(下記参照) キッチン用品や収納雑貨の価格比較はこちらの記事から。 1) シャンプー  $9.99=¥1,388 $1=¥139(6月3日時点)で換算、会員価格ではなく通常価格で記載しています。同じ容量のDoveのシャンプーを日本で買おうとすると、¥687になるので、アメリカで買う方が2倍近くの値段になることがわかります。 実際に使ってみて、シャンプーの泡立ちは良かったので、洗い心地は問題なさそうでした。ただ、日本よりも香りが強いものも多く販売されています。 ※日本での販売価格 2) ボディーソープ $7.99=¥1,082 ボディーソープはさまざまな種類のものがありましたが、安いもので¥1,082ほどの価格でした。同じ容量のボディーソープを日本の無印サイトでは、¥750でした。 特に日本のものと比較して変わった点はなく、強いて言うならばシャンプー同様、香りが強いものも多く好みが分かれるかなと思いました。 3) 哺乳瓶 $8.99=¥1,249 お子さんがいる方が気になるであろう、赤ちゃんグッズもチェックしてみました。セーフウェイでは、哺乳瓶が安くて1つ¥1,249で売られていました。日本で売られている同じ容量250mlの哺乳瓶を比較したところ、¥1,265だったためそこまで価格の差はなかったです。 4) おしゃぶり $6.99=¥971 赤ちゃんに必須のアイテム、おしゃぶりは2個で¥900ほどで売られていました。可愛い絵柄が入ってくると徐々に価格も高くなっていくので、今回は一番シンプルで安いものをピックアップしています。同じようにシンプルで2個入りのおしゃぶりを日本のサイトで探したところ、楽天市場で¥1,900ほどで売られていました。たくさんの種類が売られていたので、おしゃぶりはアメリカの方が手頃なのかなと思います。 5) 赤ちゃん用ボディソープ $10.99=¥1,527 赤ちゃん用のボディソープは約200mlで¥1,500ほどでした。日本のAmazonでは、ほぼ同じ容量で¥968で売られていたため、赤ちゃん用ボディソープはアメリカの方が高い値段で売られていました。 6) おむつ $35.99=¥5,002 赤ちゃんのいる家庭では、消費量ナンバー1のアイテムではないでしょうか?消費量が多くなってくると、日々の積み重ねで、やはり価格は最小限に抑えたいですよね。アメリカでは48個入りで約¥5,000ほどになります。日本のパンパースと比較してみると、同じ48個入りで、なんと¥2,700ほどでした。 7) 生理用品 $11.99=¥1,666 女性にとっての必須アイテム、生理用品も比較しました。アメリカだと、44枚入りで¥1,600ほどで購入可能です。日本で同じ44枚入りのナプキンを買おうとすると、なんとこちらも¥653と日本の方が大幅に安い結果に。 アメリカに来る前から、生理用品は日本の方が質が良いので多めに持って行った方が良いと聞いていましたが、実際に使用してみて、確かに少し強付いているなと言う印象で、日本のものの方が触り心地がふんわりしていました。ただ日本から持っていこうとするとかさばるので、質が多少悪くても現地で調達せざるを得ない方が多いのではないかと思います。 8) 薬用マウスウォッシュ…

  • アメリカのフリマサイト7選 Poshmark The Real Real MERCARIまで

    アメリカのフリマサイト7選 Poshmark The Real Real MERCARIまで  アメリカで市場が伸びるフリマ/中古品販売市場 日本ではフリマ/中古品本記事では、アメリカで中古品のオンライン販売ができる人気のウェブサイトを紹介。 併せて、どのように出店すればいいかもご紹介します。 アメリカの中古品販売市場でトップの規模をほこるeBayをはじめ、The Real RealやFashionphileなどの高級ブランド品の売買に焦点をあてたサイトを中心に解説します。 この記事を読み出店しようとお考えの方は、ぜひこちらまでお問い合わせ下さい。 アメリカへの輸出、米国内物流、ECサイト構築、会社設立までサポート致します。 アメリカでのEC起業について詳しく知りたい方はこちらの記事へ。 中古品マーケットは、成長が見込まれる市場です。<参考資料1>のグラフから読み取れる通り、2023年の中古品販売の成長率は26%。この勢いはとどまらず、2024年の成長率は33%と見込まれています。 衣料品においては、中古衣料品の売り上げの成長率は、新品の衣料品の成長率の5倍(2022年)、2027年時点には新品の衣料品の9倍の速度で成長すると予想されているのです。 <参考資料1> (引用元:資料thredUP_2023_Resale_Report_FINAL) アメリカでフリマ、中古品(リユース商品)の越境EC販売ができるサイト7選 この章では、7つの中古品(リユース商品)を販売するECサイトをご紹介します。まずは、各サイトの規模感を把握しやすくするために、Amazonジャパンと楽天のウェブサイトのトラフィック数やウェブサイトランキングに触れておきましょう。 日本最大のE-commerceサイトAmazonジャパンは、日本のeCommerce & Shopping > Marketplaceeというカテゴリで1位のトラフィック数をほこります。 月間訪問数は、約5.5億にのぼります。 楽天は、日本のeCommerce & Shopping > Marketplaceeというカテゴリで2位のトラフィック数をほこり、月間訪問数は約5.1億にのぼります。 アパレルE-commerce大手のZOZOは、日本のLifestyle > Fashion and Apparel (In Japan)eCommerce & Shopping > Marketplaceeというカテゴリで1x位のトラフィック数をほこり、月間訪問数は約4,330万にのぼります。 中古ブランドリユース市場での最大手⁰⁰のコメ兵は、日本のLifestyle > Jewelry and Luxury Products (In Japan)eCommerce & Shopping > Marketplaceeというカテゴリで4x位のトラフィック数をほこり、月間訪問数は130万にのぼります。 ファッションやリユース業界の会社も入れ比較対象を増やしました。x位の所に数値をお願いします。 上記で紹介した日本のウェブサイトと、これからご紹介するアメリカのウェブサイト7つの訪問数(月間)を、下記<グラフ1>にまとめました。 是非、これらの数字もご参考にしながら、以下のウェブサイトをご覧ください。…

  • 「SHEIN」(シーイン)とは何か?アメリカのZ世代に大人気のECファッションリテーラー はじめに 本記事では、Z世代に爆発的な人気を誇る「SHEIN」についてご紹介します。「SHEIN」の概要や特徴をはじめ、商品を出品できる「SHEIN U.S. Market place」に至るまで、「SHEIN」の全貌をご説明しています。 米国アパレルECでアマゾンUSAを脅かすSHEIN(シーイン)の概要 SHEINは、当初ZZKKOという名前で2008年に中国で創立された(オンライン)ファストファッションリテーラーです。現在では、世界で最大規模のファッションリテーラーに成長しています。中国発の企業ですが、中国国内向けのサイト運営は行っておらず、国内での認知度は低いというユニークな側面も。 ケイティ・ペリーなどをはじめ、インフルエンサーを起用したSNSでの情報発信が功を奏し、アメリカのZ世代間で認知が広まり、さらに手頃な価格が追い風となり人気に火が付きました。 日本語版SHEINが開設されたのは、2020年12月。2022年11月には、原宿に日本初のリアル店舗「SHEIN TOKYO」をオープンしています。 (参照¹) さらに、SHEINは、自社通販サイトへの出品者獲得にも力を入れており、アメリカ発のファストファッションブランド「フォーエバー21」の運営会社とも提携し、商品力を強化しています。 そんなSHEINの急拡大にAmazonは、中国系EC(主にSHEINと見られる)への対抗策を強めています。2024年1月より、$15未満の衣料品の出品手数料を5%へ引き下げる意向で、$15〜20の商品においても手数料を10%に変更するとしています。 (従来の手数料17%) (参照⁸) SHEIN(シーイン)の規模 アパレルランキング5位 shein.comの月間訪問数*¹は、209.5Mにのぼります。これは、zara.comの116.7Mや、nike.comの175.5Mを凌ぐ数値です。 ライフスタイル > ファッションとアパレルというカテゴリのウェブサイトランキング(米国)では、 1位:macys.com 2位:gap.com 3位:nike.com 4位:nordstrom.com に続き、5位につけています。 比較の参考として、Amazon(米国)の月間訪問数は、2.6B。楽天(日本)の月間訪問数は、507.7Mとなります。 また、SHEINのアプリ(米国)もショッピングカテゴリにて上位を占めています。 Apple Appストアでは、1位のTemu、2位のSHOP(shopifyが提供する決済アプリ)につけて3位。Google playストアでは、1位Amazon、2位Walmart、3位Temu、4位eBayに次いで、5位につけています。 (参照²) 2022年のレベニューは$22.7Bにのぼり、2025年には$60Bに達すると予測されています。(参照³) また、現在の月間のアクティブユーザー数は72M以上です。(参照⁶) SHEIN(シーイン)の特徴 H&Mとの比較 安さとアイテム量 SHEINの特徴として挙げられるのは、「圧倒的な安さとアイテム量」です。 例えば、トップスを価格が安い順で並べると、$1.10からアイテムが存在します。 (出典元:https://us.shein.com/) さらに、約120のアイテムが並ぶ商品ページが、25ページ存在する(約3,000アイテム)ことからも、圧倒的なアイテム量が見てとれます。 参考に、同じくファストファッションの一翼を担うH&Mと比較してみましょう。 (出典元:https://www2.hm.com/en_us/index.html) TOPSのページを価格が安い順で並べると、一番低価格のアイテムが$5.99になります。また、アイテム数も787です。 さらに、価格の安さを物語る例としては、ウェディングドレスが$10から販売されていることも挙げられます。今までの常識を覆すような手頃な価格設定は、若者がSHEINを支持する一つの要因であることが見てとれます。 (出典元:https://us.shein.com/) その他の特徴としては、「トレンドを取り入れた斬新なアイテムが揃う」点です。 アイテム量が多いため、様々なデザインのアイテムが取り揃えられています。中には、かなり斬新なデザインが施されるアイテムも存在します。普段だったら購入するか迷う斬新なデザインも、SHEINなら低価格なので挑戦しやすいのです。遊び心をもってファッションを楽しみたい若者や、多様化の中で自分の個性を追求する若者が、斬新なアイテムを手頃に入手し、ファッションで冒険できることも、SHEINの特徴であり、SHEINが人気の理由の一つです。 SHEIN(シーイン)の販売カテゴリー SHEINは、女性向けの衣類・ジュエリー・靴などを中心に販売していますが、取扱商品の幅が広がっています。 トップページ上部のカテゴリー(黄色でハイライトされている部分)は、通常売れ筋の商品カテゴリが並びますが、その部分には下記のカテゴリが並びます。 (左から) ・新商品 ・セール商品 ・女性用衣類 ・カーブ(身体のプロポーションが平均よりも曲線的な女性向けの衣類) ・キッズ ・男性用衣類…