アメリカ向け越境ECで陥りがちな課題と解決方法 越境ECでの課題解決方法を知りたい。 あらかじめ越境ECで起こりがちな間違いを知っておきたい。 本記事ではそんな質問にお答えします。 この記事を読んで頂ければ、越境ECで起きがちな失敗、課題、解決方法を把握できます。特に、アメリカ向けを念頭に記載していりますが、どの国に対しても該当するものもありますので、他国への越境ECを考えている方もぜひ参考にして下さい。 私たちは、現在約7年間にわたり、お客様のアメリカ向け貿易、物流、ECをサポートして参りました。お客様の成功事例、失敗事例、日々の運用での経験を交え、アメリカでのECビジネスに役立つ情報を解説しています。 1.事前準備で越境ECでの課題は解決できる。 2.輸送費用で赤字 3.輸送上での破損 4.輸送日数が想定以上にかかる。 5.関税が想定以上にかかる 6.通関での商品の検査 7.返品 8.現地ECモール倉庫の受取拒否 9.まとめ 1.事前準備で越境ECでの課題は解決できる。 越境ECでは、外国の法律、輸送事情、商習慣が異なる外国を相手にし、通関を行わなければいけないため、予想しない課題が発生する事があります。 本記事では、そんな予想しない事態の代表例を挙げ、その解決策をご紹介します。 越境ECをこれから始める方、既に始めているかた双方に、そんな課題の解決のヒントをご提供します。 2.輸送費用で赤字 日本からアメリカ向けの輸送は、輸送距離が長く、輸送費用は高くなります。 特に、日本からアメリカのお客様に直接発送する場合、各オーダーごとに数千円~1万円超の輸送費用がかかります。 全体では黒字になっていても、オーダーごとに収支をあけてみると、赤字のケースも発生しがち。 対応方法 これを防ぐには以下3点が考えられます。 -輸送費用の無料特典にミニマムオーダー金額を設定 →しかし、競合品の状況も注意する必要があります。 -航空便ではなく海上輸送便を利用する →商品が差別化できており、急ぎで必要のないような商品であれば可能 -アメリカに在庫、アメリカから発送 →日本から発送するよりも、アメリカに在庫し、アメリカ倉庫から発送する方がトータル物流費用が安くなるケースが多々あります。 というのは、日本から発送する場合は、オーダー単位で発送しますが、アメリカに倉庫を持つ場合は、いくつもまとめて梱包してアメリカ倉庫に発送できるので割安です。 さらに、アメリカの倉庫までの輸送を海上輸送に切り替えられる場合は、さらにお得です。 アメリカで倉庫を探すのは大変と思われるかもしれませんが、アメリカには、日系の物流業者も多数あります。 当社もアメリカでの保管、発送サービスを1ケースの在庫から請け負っておりますので、是非お問合せください。 3.輸送上での破損 国際輸送は、揺れ、ハンドリング回数も多く、商品にダメージの可能性が高まります。 特に、空港での貨物取扱いは、旅行中のトランクのようにかなり雑です。 時に雨天の中、外に置かれることもあります。 その状態で、お客様に納品した場合には、当然クレームが来ます。アマゾンFBA倉庫への納品の場合受取を拒否されます。 行き場を失った商品は、仮に中身が無事でも、日本に再輸出できないまま、廃棄されてしまう事が多くあります。 対応方法 こちらを防ぐには、以下の手立てが考えられます。 -厳重な梱包を行ったうえで輸送。…