Day: July 9, 2024


  • 【失敗しないための】アメリカでの倉庫選びガイド。立地選定、倉庫選定のポイント。

    【失敗しないための】アメリカでの倉庫選びガイド アメリカ向け越境ECを始めるにあたり、コストをミニマイズし、サービスレベルを向上させる倉庫を選定するポイントは何だろう。 余分な費用が掛かったり、お客様に不満を感じさせないために、どうしたらいいだろう?   本ブログでは、このような悩みに対応致します。 これを読めば、貴社にあったベストな倉庫を選び、誤った倉庫を選んでしまったなどという事態が防げます。   私たちは、現在約7年間にわたり、お客様のアメリカ向け貿易、物流、ECをサポートして参りました。お客様の成功事例、失敗事例、日々の運用での経験を交え、アメリカでのECビジネスに役立つ情報を説明しています。     目次 1.倉庫の立地 2.倉庫の種類 3.倉庫の構造 4.料金形態 5.倉庫の運営品質 6.システム 7.まとめ     1. アメリカ向け越境ECにおいてなぜ倉庫選定が大切か アメリカ向けの越境ECは、中国などアジアへの配送に比べて長距離の輸送が必要になります。 従い、コスト、輸送日数が大きくかかり、収益性、サービスレベルに大きな影響を与えます。 倉庫の選定は物流の根幹に関わるため、アメリか向け越境ECにおいては非常に重要なポイントです。     2.日本に倉庫を置くべきか、アメリカに置くべきか まずは、倉庫を配置する国です。 結論から言うと、多くの場合アメリカに倉庫を置いた方が、コストを削減でき、輸送日数も短くなるのでお客様へのサービスレベルも各段に向上します。 多くの場合、アメリカの方が日本よりも物流費は半額以上安くなります。   詳しくはこちら                   3.アメリカ倉庫を置く場合の倉庫の立地 倉庫の場所は配送日数、費用に大きな影響を与えます。 ニューヨークからロサンゼルスまでの距離がどのくらいか知っていますか? 実は、NYからLAまでの距離は東京からミャンマーまでの距離に匹敵するほどの大きさがあります。 トラック輸送の場合、貸切車両で5日~7日、混載便で1週間~数週間かかります。 決して東京―大阪間位ではありません。   したがい、東海岸にお客様がたくさんいるのに、西海岸の倉庫を置いては、毎回長距離トラック輸送が必要となり大きなロスとなります。 一般的には、倉庫は消費地に近い方がトータル輸送費、お客様からの満足度は高くなると言われ、お客様の分布に合わせて倉庫を設置する事が重要です。 その場合に参考になるのが、人口分布です。 アメリカの人口は、東半分に約80%集中していると言われております。 西側は、山脈や砂漠が多く人が住めない場所も多いためです。 そのため、アメリカ人全般に販売を検討されている場合、売上も概ね人口分布に比例するので、倉庫は東側に置く方が有利です。 一方、アメリカ在住のアジア人は、西側、東側に各50%在住していると言われ、アジア人を対象とする場合には、西側に置いた方が有利になります。…