Day: April 12, 2024


  • 個人でアメリカ向け越境ECを始める方法

    個人事業主のアメリカ向け越境EC 手順と成功への道筋 個人でアメリカへ商品を輸出してECを始めたい!と思っているけれど、いったい何から手をつければ良いか分からない、まず何をしなければいいか分からない。   本記事ではそういった疑問にお答えします。 私たちは、現在約7年間にわたり、お客様がアメリカで商品を販売するにあたり必要な、貿易、物流、ECをサポートして参りました。お客様の成功事例、失敗事例、日々の運用での経験を交え解説します。   記事のテーマ 本記事では、アメリカで商品選定、流通経路、物流、貿易に関して何を注意し、何を決めていかなければならないかを解説します。記事を読んでいただければ、アメリカでのビジネススタートがより一歩近づくのではないかと思います! 目次 販売商品の選定 価格設定 販売(流通)経路 コストを抑えた物流の構築方法 輸入者 アメリカ会社設立 輸出規制の確認 関税の確認 まとめ 1.越境ECとは 1-1.越境ECの定義 「越境EC」とは、国境を越えて行われるE-commerceのことを指します。具体的には、海外に住む消費者が他国のECサイトで商品やサービスを購入する形態です。たとえば、日本の消費者がアメリカのECサイトで商品を注文したり、逆に日本の企業が海外の消費者に向けて商品を販売することが該当します。   1-2.個人で越境ECを始める場合の注意点 個人で越境ECを始める際には、限られた労力で準備を行う必要があります。 ただ、労力が限られているからと言って、プロセスを省略すると、プロジェクトが失敗に終わってしまったり、修正に大きなコストを要したりする場合があります。 ここでは、個人で越境ECを行うためのお勧めの方法をご紹介します。 1つ目は、商品数を限定する事です。まずは少ない商品から始め、軌道に乗ってから商品数を増やす方が、効率的に行えます。 2つ目は、外部の力を活用する事です。 外部の会社を活用し、オンラインサイトのメンテナンス、物流作業の自動化、マーケティング活動外注する事は、自分の業務量を減らすだけでなく、その国の運用に沿ったノウハウを買う事にもなります。   2.アメリカ市場の特性と顧客ニーズ 2-1:米国市場の規模 アメリカ市場の規模はどれほどでしょうか。 以下が主要項目の規模にです。GDPは日本の6倍、人口は日本の3倍の規模があります。     2-2:アメリカの消費文化と購買習慣  アメリカは大量消費文化の中心地として知られており、新しい製品やサービスに対する強い需要が見られます。企業は絶え間ない革新や新製品の投入を行い、消費者もこれに対して敏感です。特にテクノロジーやファッションの分野では、最新のトレンドに対する関心が高く、頻繁に商品を買い替える傾向があります。  また、E-commerceにおいては返品が多いことが特徴です。返品が理由を問わず無料で可能なお店も多く、サイズや色違い等候補となる商品をまとめて購入し、後で返品するなどは広く行われており、返品の増える原因となっています。  近年ではエクスペリエンス消費やサステナブル消費、健康志向といった新しい消費習慣が広がっています。多様で個性的な消費者が多いアメリカ市場では、これらの特徴を理解し、それに合わせた商品展開やマーケティングが重要です。   3: 個人事業主が越境ECを始める方法 3-1:商品選定 まずは商品を選定する必要があります。 個人で越境ECを行う場合は、特にユニークで他の販売者が提供していない商品を選ぶ事が重要です。 そのためには、自分の業務、趣味など詳しい分野で選定する事が望ましいと思われます。 また、商品によっては規制があったり、日本の仕様ではそのまま販売できないものもあるので注意が必要です。 以下参考まで越境ECで購入したい商品のアンケート結果です。 コロナ後、越境 EC で購入したい日本の商品(複数回答) 令和3年度 電子商取引に関する市場調査 報告書より引用…