Allocated inventory : 引き当て済み在庫
出荷オーダーが入り、出荷予定となったがまだ出荷作業が完了していない在庫。引き当て済みとなると次のオーダーが入っても、その商品は予約済みなので別のオーダーで出荷されないよう処理される。これにより、顧客にとっては、オーダーした後実は欠品だったという現象が起きないようにしている。
Anticipatory Stock : 予想在庫
将来の入荷、出荷量を予測し、算出された予測在庫。季節の変わり目や、ブラックフライデーやサイバーマンデーなどの大セールを見越して事前にどれだけ在庫を積み増すか等を検討する際によく使われる。
Assembly Services : 流通加工
倉庫、配送先などで行われる製品の最終仕上げ等の追加作業。 (以下代表的な例)。
ポリ袋に入れたジュエリー等の高級品を特別な箱に入れる
大量輸送のためにメーカーが設置した保護パッケージの取り外し
開梱、不具合または誤った部品の交換、再梱包
壊れやすいものを事前に梱包し、破損を防ぐ
販促用の折り込みチラシ、カタログ、手書きのメモの追加。
リボンやステッカーなどのカスタム包装資材の追加
特殊な形の商品をあらかじめ梱包しておくことで、輸送箱にぴったりと収まるようにする。
リブランディングに伴う商品のリパッケージ
不正確または古いラベルの交換またはカバー
一定期間の注文1件あたりの平均売上(注文)金額。ある期間(例えば1ヶ月間)の総収入を、同じ期間中の注文数で割って算出。例えば、先月の売上が$300,000、オーダー数が5,000件の場合、そのAOVは$60となります。
荷物が配達のために配送拠点を出発しているが、まだ配送先でスキャンされていないことを意味します。配達員が荷物をスキャンするのを忘れたり、システムがまだステータスを更新していないこともある。この"Awaiting Delivery Scan "は、配達員が荷物を見なかったか、時間がなかったか、トラックに十分なスペースがなかったために配達に失敗したことを意味する場合もある。このステータスは通常、1~2日待つことで解消されます。
バックオーダーとは、現在は在庫がないが、注文済みの商品が入荷すればすぐに出荷されるオーダーのことです。例えば、顧客が今在庫がないことはわかっているが、入庫が入り次第すぐに商品が欲しい場合、バックオーダーとして注文を受け付け、後日配送する。その場合、顧客に対し「7月までは出荷しません」、「10営業日は出荷しません」などの注意書きが通常表示される。
Batch Picking: 総量ピッキング
倉庫において、いくつかのオーダーをまとめて一度にピッキングする手法。複数のオーダーをまとめてピッキングした後、各オーダー毎に分ける作業を行う。
期首在庫とは、その名の通り、特定の会計期間の期首に在庫として持っている在庫の量の事。
Black Friday: アメリカの大規模な安売りセールを実施する日
感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日の事。小売店などで大規模な安売りを実施する。買い物客が殺到し小売店が繁盛する日として知られ、アメリカの小売り業界では、年間で最も売上が見込める日と言われている。もともとは感謝祭用の商品を安売りする事から始まったが、近年ではオンライン販売の影響により、実店舗に人が押し寄せる傾向が薄れてきている。また、セールを前倒しするなど長期間セールを実施する傾向が強まっている。
Carrier Facility: 配送会社拠点
FedEx、UPS、DHL、USPSなど、運送業者の地域ハブとして機能する倉庫。これらの運送業者施設は、国内の他の地域から荷物のバルク出荷を受け、それぞれの地域の特定の住所に配達するために小さな車両に仕分けるという点で、配送センターに似ています。例えば、ニューヨークへ向かう荷物は、ニュージャージー州のUPSキャリア施設に輸送され、そこで仕分けされ、マンハッタンへ配達するための小型トラックに積み込まれる。
Cost of Goods Sold (COGS):売上原価
売上原価とは、企業の製品を生産するための直接費用を指す。この合計には、各製品を製造するために直接使用される材料費と人件費が含まれるが、流通コストや販売員コストなどの間接費は含まれない。
Cycle Counting: 循環棚卸
棚卸手法の一つ。一度に全ての商品をカウントするのではなく、毎日、毎週など定期的に、倉庫内の異なったエリアを順番にカウントし、一最終的に全ての商品のカウントを完了させる手法。倉庫のロケーション別、アイテム別、出荷頻度別などいろいろなパターンが存在する。
Cycle Stock: 運用在庫
ワーキングストックとも呼ばれる。一般的な出荷量を欠品なく出荷させるために必要な在庫量。この在庫を下回ると欠品が多く発生し、上回ると余剰になる場合がある。
Demand Forecasting: 需要予測
在庫の補充量、補充頻度等を決定するために顧客の需要を予測する事。過去の売り上げパターン、プロモーションの予定、季節変動等を鑑み検討する。需要予測は困難な取り組みであり、100%正確であることはないが、いつ、何を仕入れる必要があるのかについて検討する事は、eコマースビジネスを成功させるための必須条件となる。
国際輸送におけるインコタームズ(売り手と買い手の「費用負担」と「危険負担」を決める世界共通のルール)の一つ。売り手は、国際輸送から相手国内の輸送、関税支払いまでを負担する形態。
Delivered Duty Unpaid (DDU) Shipping 仕向地持ち込み渡し(関税抜き)条件の国際輸送
国際輸送におけるインコタームズ(売り手と買い手の「費用負担」と「危険負担」を決める世界共通のルール)の一つ。売り手は、国際輸送から相手国内の輸送を負担し、買い手が関税を負担する形態
Delivery Exception 不測の事態による配送遅延
荷物の輸送中に運送会社が経験する天候、パンデミック、その他天変地異など避けられない事態による配送の遅れ。
Delivery Not Attempted: 何らかの理由で配達が止まっている状態
このメッセージは、荷物が配達に出されていたにもかかわらず、何らかの理由でドライバーが配達できなかったことを示す。除雪されていない道路や施錠された門など、何らかの理由で物理的に配達に行けなかった事が考えられる。
FedEx、UPS、USPS、DHLのような運送業者は、商品の重量または容積により計算された輸送料金を顧客に請求する。容積を運送会社の価格計算式にあてはめ容積従量を算出。重量と容積従量の高い方を用いて運賃を計算する。
Discreet Shipping: 中身が分からないよう梱包して出荷する事
eコマースの販売者が、たとえ顧客であっても、発送する荷物の中身を誰にも知られたくない場合、discreet shipping呼ばれる方法を利用する。基本的にこれは、ラベルもブランド名も、売り手や中身を特定する住所もない箱を利用し輸送する事になる。一般的に目立たないようにしたい商品は、薬やその他の医薬品、衛生用品、医療機器など、プライベートで個人的なものです。また、宝石や電子機器などの貴重品を販売するeコマース販売者は盗難を避けるためにこの手法を利用する事がある。
Dunnage: 養生資材
輸送時に商品を保護するための耐久性のある詰め物のこと。緩衝材、プチプチ、コンテナ内で商品が動かないようにする木材など多様なものがあるダンネージの種類と使用量は、梱包時に保護したい製品の種類によって決まる。壊れやすい製品であればあるほど、輸送、ハンドリング、配送上のあらゆる揺れ、荷扱い等に耐えるためより多くのダンネージが必要になる。
Ending Inventory: 期末在庫
会計用語で、会計期間終了時に残っている在庫の価値を指す。期末在庫は、当期の期末在庫であり、次期期首在庫(または期首在庫)でもある。この指標は、継続的にどれだけのキャッシュを在庫に使っているかを示す。
Economic Order Quantity (EOQ): 経済発注量
EOQ計算式は、在庫切れや過剰在庫を避けられる、工場又は仕入れ先に発注すべき理想的な発注量の事を指す。理想的な発注量は、同時に保管コストや物流コストを最小限に抑える事につながる。ただし、工場や仕入れ先の生産効率、価格とのバランスも考慮しながら、トータルコスト、在庫リスクを最小限に抑えられるように検討する事が重要となうる。
Exception: Action Required: 配送途上何らかの対応が必要な状態
配送会社では、荷主が配送途上で何らかの対応が必要な場合に表示する文言。たいていの場合、ラベルの破損による住所の確認や、誤った住所の訂正等がその対象となる。このような場合、荷主は配送業者に連絡をとり必要な情報を連絡する必要がある。
Excess or Obsolete Inventory: 過剰在庫、売れ残り在庫
販売量に対して過剰な在庫、賞味期限を過ぎた在庫、季節を逸した在庫、流行遅れの商品、何らかの理由で販売できなくなった商品などが含まれる。
EXW: 工場渡し価格
インコタームズの取引条件のひとつ。 売主は、自己の施設またはその他の指定された場所にて貨物引渡責務が完了する。 以降のすべての費用・リスクは買主が負担する。
FIFO: 先入れ先出し
先入先出法は、eコマースビジネスにおいて最も一般的な在庫管理方法。新しいユニットよりも古いユニットを先に販売することで、在庫の回転を一定に保つことができる。また、先入先出法は収入とコストをより正確に把握することができ、ほとんどのeコマースビジネスでは先入先出法を採用している。
eコマース事業者自身が、自社の従業員と輸送手段を使って、顧客の注文をピッキングし、梱包し、配送する事。この場合物流にかかわる資産はすべて自社内にある(倉庫スペース、輸送、オーダーフィラー、配送ドライバーなど)。自社で物流をコントロールできるので、力の入れ方により他社と差別化する事も可能だが、マイナス面は、eコマース・ブランドを成長させることに集中するよりも、ロジスティクスに時間が割かれてしまう。
eコマースでは一般的に2種類の定額送料がある:
出品者のための定額送料:
USPSプライオリティ・フラットレート・シッピングは、最も有名な定額料金の配送業者である。USPSは、内容物が70ポンドの重量制限を超えない限り、一定のサイズの封筒または箱を発送するために、出品者に一律の料金を請求します。荷物は全米どこへでも発送可能で、送り先によっては1~3日で配達されます。箱のサイズは数種類から選択でき、それぞれ価格が異なります。料金には箱代、保険、追跡、送料が含まれている。なお、売り手は一律料金を支払うが、顧客にはそれ以上の送料を請求することも、それ以下の送料を請求することもできる。
顧客のための定額送料:
顧客に一律の送料を提供する方法。注文の大小にかかわらず、すべての顧客に1回の注文につき同額を請求することで、全体の送料を賄えると計算している。大口注文では赤字になるかもしれないが、その分マージンが高く、小口注文の量が多い可能性があることを承知の上で、顧客が許容できる送料を設定するのだ。そして、各注文の送料をリアルタイムで支払う。
Fourth-Party Logistics (4PL)フォース・パーティー・ロジスティクス
4PLとは、御社が3PL機能を持つプロバイダーと連携し、さらに御社の包括的なサプライチェーンオペレーションを監督する外部の請負業者と連携することを意味する。この中立的な第三者は、御社の3PLオーダーフルフィルメント状況や、御社が協力する可能性のある他のすべてのサプライチェーンパートナー(例えば、製造業者、貨物輸送業者、外部委託されたカスタマーサービスチームなど)の内部と外部を管理するための管理者であり、品質、価格、効率性等をチェックする。
4PL企業はロジスティクス業務に携わってはいるが、必ずしも倉庫スペースやフルフィルメント技術、ピッキング・梱包機器を所有しているわけではない。したがって、第4者ロジスティクス・プロバイダーを起用するメリットは、彼らがもたらす効率やリソースではなく、全体像を把握するための監視、フィードバック、進捗報告である。
オーダー処理、保管、ピッキング、流通加工(付加価値作業)、梱包、顧客に発送商品を購入した人に届けるためのあらゆるステップを行う倉庫を指す。
In Transit: 輸送中
このステータスは、荷物が飛行機、列車、船、トラックで「輸送中」であることを意味する。次の場所に到着し、スキャンされるまでステータスは変わらない。
In Stock: 在庫がある。
在庫がありすぐに販売できる状態
Inbound Logistics: インバウンド物流
インバウンド・ロジスティクスとは、eコマースのフルフィルメント・プロセスの一部で、サプライヤーやメーカーから資材や製品を受け取ることを指すインバウンド・ロジスティクス・プロセスにおける代表的なステップには、以下のようなものがある:
材料および製品の調達または購入
発注済み商品の管理
注文された商品を輸送する運送業者や船会社を起用。
倉庫において、在庫の荷受けを行い、格納する。
各種ITシステムによって上記工程を見える化する。
Inventory Holding Cost: 在庫保有コスト
販売または撤去されるまで在庫を倉庫に保有するためのコスト。
Kitting: キッティング
キッティングとは、ある特定の品目の発注を受けた場合、複数のSKUをまとめ出荷する事。 倉庫内ではそれぞれ異なった複数の商品をピッキングし、1つのユニットまたはキットとして出荷する。キッティングの例としては、以下のようなものがある:
同じSKUを数ユニット包装し、ボリュームディスカウントで販売する。
複数アイテムのギフトボックス
足と天板が分かれた梱包になっている家具等、複数の箱に分かれて梱包された家具
シューズのご注文にソックスを1足無料でお付けするなどのボーナスプレゼント
Landed Cost: 陸揚げコスト
製品を生産または購入し、顧客に届けるまでの総コストのこと。このコストには、製造コストや仕入れコスト、国際輸送、国内輸送コスト、保険、関税等を含む。商品を輸入したり輸出したりする場合、売上が陸揚げコストに見合っているのかを常に確認する必要がある。だからこそ、陸上原価を理解することは、価格戦略を成功させ、より良いビジネス上の意思決定を行うための鍵となる。
Last-Mile Delivery: 配送拠点から最終配達先への輸送
輸送ハブから玄関先までの荷物の旅の最後の行程を指す。eコマース事業者は、ラストワンマイル配送が常にスムーズかつ予定通りに行われるよう、高度なロジスティクスを活用することが不可欠になってきている。
LIFO: 後入れ先出し
後入先出法(LAST IN, LAST OUT)在庫法は、最も新しい(直近に仕入れた)在庫が最初に出荷する方法。
後入先出法は米国での会計計上は認められているが、国際財務報告基準(IFRS)の下で国際会計ガイドラインに従っているすべての国では禁止されている。
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