
アメリカのECモールに出店したいと思った時、どんなECモールに出店すれば良いでしょうか。自分の製品のブランドをより高めて売りたいけれど、アマゾンやEbay 以外にも選択肢はないのだろうか。
本記事では、そんな疑問にお答えします。
以下、アマゾンやEbay含め、日本からでも出店できるECモール11選をご紹介します!それぞれのECモールの特徴、ユーザー層、出店コスト、人気カテゴリ等をまとめています。
目次
amazon
eBay
Etsy
Bonanza
Walmart
Instagram Checkout
Facebook Marketplace
AliExpress
Wayfair
Chairish
Ruby Lane
私たちは、現在約7年間にわたり、お客様がアメリカで商品を販売するにあたり必要な、貿易、物流、ECをサポートして参りました。今回は、その事業の経験、知識に基づき解説します。
もし出店してみたいと感じたら、こちらの記事もご覧ください。価格設定、流通経路、物流、輸出規制、関税等に関してまとめています。
1位:Amazon(アマゾン 文章内のAmazonはすべて米国Amazonを指します。)
特徴
誰もが知っていると言っても過言ではないほどの、圧倒時な知名度と規模をほこるAmazon。米国最大のeコマースマーケットプレイスで、ウェブサイトの月間訪問数は、約23億(参照⁰)にのぼります。
全米のトップウェブサイトランキング(訪問数ベース)でも4位、eCommerce & Shopping > Marketplaceというカテゴリでは堂々の1位です。(参照⁰)
2019年時点で、モバイルアプリユーザー数が1.5億人に昇っています。(参照²)
Amazonの出店数は600万を超えると言われており、これら多くの出店者がAmazonを愛用する最大の理由の一つが、圧倒的な規模と、「FBA(Fulfillment by Amazon)プログラム」という仕組み。AmazonのFulfillmentセンターに商品を納品すれば、その後の商品管理・パッキング・シッピング・カスタマーサービスをAmazon側で請け負ってくれます。
ユーザー層
Amazonではどのようなユーザーにリーチできるのでしょうか?
Amazonは「最も顧客を優先する企業」というアワードを受賞したこともあり、年齢や性別を問わず様々な背景を持つユーザーが満足できることを目指しています。なので、幅広いユーザー層にリーチが可能と言えるでしょう。
Amazonユーザーの平均年齢は37歳、18~32歳の若い層の85%が最低でも週に一回買い物をしているというデータ(参照²)があることから、年齢層の若いユーザーがアクティブにショッピングをしていることは明らかです。
人気のカテゴリ
Amazonで最も購入されているカテゴリベスト5は以下の通りです。
Home & Kitchen | 35% |
Beauty & Personal Care | 26% |
Clothing, Shoes & Jewelry | 20% |
Toys & games | 18% |
Health, Household & Baby Care | 17% |
(参照³)
出店にかかるコスト
出店にかかるコストは、2つのパターンがあります。(参照⁴)
① individual プラン
月の販売数が40個未満の場合におススメされているプラン。
$0.99/ 商品が売れる毎
+ 販売手数料
② professionalプラン
月の販売数が40個以上の場合におススメされているプラン。
Individualプランでは使えない機能が解放される。
$39.99/ 月
+ 販売手数料
2位:eBay(イーベイ)
特徴
eBayは、世界最大のeコマースリテーラーの一つ。1995年に設立された当初は、中古品販売用のサイトでしたが、現在では世界中に月間アクティブユーザー数が約1.87億人以上にのぼるまでの成長を見せています。
全米のトップウェブサイトランキングでも15位。Amazonが1位だったeCommerce & Shopping > Marketplaceというカテゴリでは2位と、Amazonに次ぐ規模をもつeコマースマーケットプレイスです。(参照⁰)
月間の訪問数は、約6.9億にのぼります。(参照⁰)
eBay では、出品するための申請は必要なく、アカウントにサインアップして、最初のリスティングを作成するだけで完成です。
eBayを使用するメリットの1つはセラーハブ(seller hub)です。これは、eBayが無料で提供している管理画面で、CSVでの売上管理やアクセス数の解析など、商品販売を最適化するために必要な情報が1画面に表示されるため、作業効率が上がります。さらに、出品商品に広告をつけて上位表示させることも可能となります。
ユーザー層
2023年3月のデータによると、モバイルユーザーの39%が18~24歳、36%が25~34歳と、18~34歳のエイジグループが全体の75%を占めています。(参照⁵)また、全体の62%が男性と認識されています。(参照⁶)
人気のカテゴリ
2023年のデータ(参照⁷)によると、eBayで最も人気のプロダクトランキングは下記となります。
1.Cables
2.Men’s Clothing
3.Fragrances
4.Computers
5.Car Phone Holder
6.Wireless Charger
7.Necklaces
8.Supplements
9.Vitamins
10.Socks
11.Fans
12.Women’s Clothing
13.Bracelets
14.Action Figures
15.Smartwatch
洋服も、男性用の方が上位となっており、男性の方が利用者割合が高いのも納得の並びですね。
出店にかかるコスト
最大 250 個のアイテムを無料で出品できます。 その後、リストごとに $0.35 の掲載料がかかります。商品が売れた場合、Final value fees(最終価格手数料)が適用されます。 カテゴリごとに手数料率は変わりますが、ほとんどのカテゴリが販売価格の 12.55% 以下となります。プラス、注文ごとに $0.30が追加されます。
3位:Etsy(エッツィー)
特徴
AmazonやWalmart.comでは、日用品やパーソナルケアアイテム、衣服、赤ちゃん用品など、生活に密着した商品が売れ筋なのに対して、Etsyは、ハンドメイドアイテム、工芸品、民芸品、ビンテージアイテムなど、独自性のある商品を出店するのにうってつけのマーケットプレイスです。ウェブサイトランキングも、Amazonが1位だったeCommerce & Shopping > Marketplaceというカテゴリでは4位で、月間約4.5億の訪問数をほこります。(参照⁰)
Etsyを利用する最大のメリットは、ブランド名が大々的に表示される点です。

例えばマグカップを検索すると、上記のような検索結果画面が表示されます。写真の真下に「商品名」その下に「ブランド名」が表示されます。ユーザーはEtsyの商品を買っているという認識ではなく、どのブランドの商品を購入しているのかを認識した状態でショッピングをしている確率が高くなります。また、商品ページのブランド名をクリックすると、ブランドのストアフロントページに飛ばすことができます。
例えば、Amazonでマグカップを検索すると、下記のように表示されます。

検索結果画面には、ブランド名を表記する部分はなく、商品名にブランド名も記載している場合のみ、ブランド名が表示されます。
ユーザー層
Etsyの調べによると、83%の出店者が女性と認識されています。Etsyを利用する女性の15%が25歳以下となっています。また、2020のEtsy利用者のでもグラフィックによると、81%の女性が大企業よりスモールビジネスサポートする傾向があるようです(予算が許す限り)。利用者のマジョリティが25~40歳の年齢層で、若い年齢層は特に、スモールビジネスに投資する必要性を感じているという結果がでているそうです(参照⁸)
人気のカテゴリ・プロダクト
1. Handmade Jewelry
2. Vintage Clothing
3. Handmade Home Décor
4. Art Prints
5. Craft Supplies
6. Handmade Accessories
7. Handmade Bags & Purses
8. Personalized Gifts
9. Wedding Accessories
10. Custom Pet Gifts
(参照:⁸-¹)
80%以上の出店者が女性で、スモールビジネスを支持する女性ユーザーが多いというのが納得のランキング結果ですね。
出店にかかるコスト
各商品の出品に$0.20、商品の販売価格5%の取引手数料がかかります。
4位:Bonanza(ボナンザ)
特徴
Bonanzaは、2007年に設立され飛躍的な成長を遂げたeコマースサイトです。2021年には、「2021 ecommerceBytesアワード」で、最も推奨されるマーケットプレイスを含む3部門で1位を受賞しています。月間の訪問数は、200万にのぼり、ハンドメイドのアイテムなどユニークなプロダクトが多く並びます。
Bonanzaを利用するメリットとしては、「ブース」「カスタマーマーケティングツール」「ダッシュボード」を使用できることが挙げられます。
自分のブランド専用のブースは、無料で簡単にセットアップすることがでます。マーケットプレイスに自分のブランドコーナーを設置するようなイメージです。カスタマーマーケティングツールでは、過去に購入してくれた顧客のインサイトやデータを提供してくれるので、それらをフィルタリングしてカスタマイズされたマーケティングキャンペーンを作成することができます。
また、Bonanzaのモット―は”everything but the ordinary(ありふれたもの以外のすべて)”

つまり、オリジナリティ溢れるアイテムを手に入れられるのがBonanzaの魅力。例えば、お皿を例にとるなら、ありきたりなただの真っ白なお皿が欲しい人ではなく、ユニークなデザインが施された周りと被らないお皿が欲しい人におすすめなのが、Bonanza。独自性や、個性を表現できるアイテムを見つけられるマーケットプレイスなのです。
ユーザー層
一番多い年齢層は、25~34歳の23.22%、次いで35~44歳の18.98%、45~54歳の16.44%となり、男女比は61.93%:38.07%となります。(参照⁰)
人気のカテゴリ・プロダクト
売れ筋の商品としては、下記のようなプロダクトが挙げられています。
1. Shirts
2. Trousers
3. Skirts
4. Blouses
5. Ties
6. Televisions
7. Gaming Headphones
8. Tables
9. Chairs
10. Ceramic Flowers Vase
11. Ceramic Pots
12. Ceramic Plates
13. Body cream
14. Hair cream
15. Eye Pencils
16. Powder
17. Perfume
18. Knife
19. Jugs
20. Cups
(参照⁹)
ファッションアイテム、日用品から、ビューティアイテムまで幅広く展開されていることが見て取れます。
出品にかかるコスト
出品や掲載の手数料はかかりません。$500未満の商品が購入された場合、基本料金は最終オファー価格の3.5%です。最終オファー価格 (FOV) は、購入者が支払った金額と配送料の$10超える金額を合算したものです。 広告やチャットサポート、Facebook上でのリマーケティング機能などの特典が付いた有料会員になることもできます。
5位:Walmart.com (ウォルマート)
特徴
Walmartは、世界最大規模のリテーラーであり、2000年にWalmart.comを立ち上げ、eコマース市場に参入しました。Eコマース収益の点では、依然Amazonに後れをとっていますが、同業他社と比較すると数倍のスピードで急成長しています。
ウェブサイトも、Amazonが1位だったeCommerce & Shopping > Marketplaceというカテゴリでは3位で、月間約3.94億の訪問数をほこります。(参照⁰)
Walmat.comは、申請プロセスがあり、露出を広げ認知度を高めたい中規模から大規模の販売者に適しています。
Walmart.comを利用する利点としては、Deliverrによる2日以内無料配送とWalmart Fulfillment Services (WFS)を使用できることが挙げられます。配送・返品の配送・カスタマーサービス・カスタマーケアなどを担ってくれるサービスです。
ユーザー層
Walmartのマーケットプレイスを最も利用している年齢層は、25~34歳で全体の22.59%。次いで35~44歳(18.86%)、18~24歳(18.71%)となります。男女比は、55.63%:44.37%。(参照⁰)
人気のカテゴリ・プロダクト
Walmartでは、下記のようなアイテムが売れ筋商品です。
Babycare
Laundry supplies
Clothes
Pet supplies
Personal care
Coffee makers
Kitchenware
Fitness accessories
Cleaning supplies
Kid toys
Pillows
(参照10)
赤ちゃん用品や、洗剤など、日用品が多く購入されていることがわかります。
出品にかかるコスト
月額料金はありませんが、製品カテゴリに応じて6%~15%の仲介料がかかります。
6位:Instagram Checkout(インスタグラム)
特徴
Instagram Checkoutは、2019年にInstagram導入されたショッピング機能で、Instagram内で商品の閲覧から支払いまでを完結できる機能です。2回目以降のショッピングでは、入力した情報が保存されているため、入力不要で購入を完了できる利便性を兼ね備えています。
ユーザーは、フィードに流れてきて、「いいな」「欲しい」と思ったものを、ログインや配送情報の入力をいちいちせずに(2回目以降は)気軽にショッピングできるので、フィードでユーザーに接触してそこから購入まで持っていけるのがメリット。
Instagramは、ソーシャルメディアランキング(訪問数)でFacebook、twitterに次ぐ3位をほこり、月間訪問数は約65億にのぼります(参照⁰)。
ユーザー層
Instagramを最も利用している年齢層は、25~34歳で全体の32.49%。次いで18~24歳(26.00%)、35~44歳(18.47%)となります。男女比は、56.90%:43.10%。(参照⁰)
約58.5%のユーザーが、18~34歳の年齢層。若年層に強いプラットフォームなのが見てとれます。
人気のカテゴリ・プロダクト
Instagramで販売するトレンドアイテムとしては、下記のようなものが挙げられています。
1. Phone Accessories
2. Make-up & Make-up accessories
3. Sunglasses
4. Artwork
5. Candles
6. Jewelry
7. Fitness Accessories
8. Home Decor
9. Pet accessories
10. Bags and backpacks
(参照11)
生活必需品よりも、オシャレを楽しむためのファッションアイテムや、日常をより楽しむためのプラスオンアイテムが多いのが特徴です。
出品にかかるコスト
Shopifyなど導入している決済システムや、決済システムの導入の仕方によって、販売毎にかかる手数料が変わります。
7位:Facebook Marketplace(フェイスブック)
特徴
Facebookは、2016年にFacebook Marketplaceでeコマース市場に参入しました。Facebookは、依然として最も訪問数の多いソーシャルメディアで、米国全体のウェブサイトランキングでもgoogle、YouTubeに続いて第3位と、圧倒的な訪問数(月間約168億(参照⁰))をほこります。
また、月間で、米国Facebook利用者の3人に1人以上がFacebook Marketplaceを利用して商品を売買しています。(参照12)
Facebook Marketplaceを使用するメリットの1つは、リアルタイムで顧客(潜在顧客)となる
ユーザーとメッセンジャー上でコミュニケーションがとれる点です。質問がある場合や、価格交渉がしたい場合など、顧客となり得るユーザーと気軽にコミュニケーションをとることができます。
ユーザー層
Facebookを最も利用している年齢層は、25~34歳で全体の29.26%。次いで18~24歳(23.47%)、さらに35~44歳以上(18.75%)とつづきます。
男女比は、55.84%:44.16%となります。(参照⁰)
人気のカテゴリ・プロダクト
Facebook Marketplaceで売れ筋の商品は、下記の通りとなります。
1. Sports and Fitness Equipment
2. Baby Supplies
3. Seasonal Items(例えば、水着、クリスマスのデコレーション等)
4. Books
6. Electronics and Power Tools
7. Vehicles
8. Clothing, Shoes, and Accessories
9. Collectibles
10. Gardening Tools
(参照12-1)
特徴として、車などの乗り物が販売されていることが挙げられます。値段交渉や、質問の応答などをリアルタイムで出来る点を活かし、地域密着型でFacebook Marketplaceを使用した車のセールスが行われています。
出品にかかるコスト
Shopify導入している決済システムや、決済システムの導入の仕方によって、販売毎にかかる手数料が変わります。
8位:AliExpress(アリエクスプレス)
特徴
AliExpressは、2010年に開設されたオンラインマーケットプレイスで、中国のアリババグループにより運営されています。中国国外の顧客を対象としているため、多様な言語に対応しており、現在では世界有数のB2Cサイトに発展しています。
スペイン、イタリア、ロシア、トルコなどのヨーロッパの国々において、市場拡大を狙っていますが、USサイトでも月間約3,000万の訪問数をほこります。(参照⁰)
AliExpressを利用する最大のメリットの一つは、ヨーロッパ圏に販売網を持てるということ、AliExpressのプロモーションやイベントにアクセスできるようになることで知名度の向上を見込めることが挙げられます。
ユーザー層
AliExpressを最も利用している年齢層は、25~34歳で全体の28.12%。次いで18~24歳(23.39%)、35~44歳(19.49%)。男女比は、64.35%:35.65%。男性ユーザー比率が高いのが特徴の一つです。(参照⁰)
人気のカテゴリ・プロダクト
AliExpressdで売れ筋の商品は、下記のアイテムとなります。
Led Light.
USB 3.0 Hub.
Wire Pen Cable
Leg Massager
Meta Film Resistor
(参照13)
男性ユーザーが多いのも納得の並びです。
出品にかかるコスト
AliExpressでは、商品の掲載や出品にはコストがかかりません。
商品が購入されると、商品カテゴリに応じて約5~8%の仲介手数料が発生する仕組みです。
9位:Wayfair(ウェイフェア)
特徴
Wayfairは、家具やインテリアアイテムを中心に販売するオンラインマーケットプレイス。前身となるCSN Storesは2002年に設立されました。アメリカのボストンに拠点を置くWayfairは、アメリカ以外にも、カナダ・ドイツ・アイルランド・中国に支店と倉庫を構えるグローバルカンパニーです。
月間のウェブサイト訪問数は、約1.1億にのぼり(参照⁰)、Amazonが1位だったeCommerce & Shopping > Marketplaceというカテゴリのウェブサイトランキングは7位。(参照⁰)
10位で紹介するChairishも、家具やインテリアアイテムを中心に販売するオンラインマーケットプレイスですが、Wayfairとの大きな違いは規模と価格帯です。
サイトの月間訪問数を比較すると、
・Wayfair:約1.1億
・Chairish:約360万
と大きな差があります。
また、Chairishの方がクオリティを重視した高級路線で、Wayfairの方が手頃な価格の商品が揃っています。
人気のカテゴリ・プロダクト
家具・インテリアアイテム・キッチン用品 etc.
出品にかかるコスト
Wayfairは、他のオンラインマーケットプレイスと違い、手数料がかかりません。登録や掲載に対する手数料、仲介手数料も無料です。Wayfairがセラーへ卸売費用を支払い、小売価格を設定するというシステムです。
※販売対象国に倉庫を保有していない場合、商品在庫を置く海外倉庫までの送料の負担が発生する場合があります。詳しくは、こちらhttps://sell.wayfair.com/
10位:Chairish(チャーリッシュ)
特徴
Chairish は、クオリティにこだわった家具やインテリアアイテムを扱うeコマースサイトです。商品の出品は無料で、販売プランに応じて、販売価格の約70%~80%が返金される仕組みです。
商品の掲載申請をすると、Chairish のキュレーションチームが、マーケットプレイスの基準を満たしていることを確認し、製品の写真の編集などから配送に至るまでを担ってくれます。
クオリティやデザイン重視の家具やインテリアアイテムを取り扱っている場合に、おすすめのオンラインショップです。
ユーザー層
Chairishを最も利用している年齢層は、25~34歳で全体の21.06%。注目したいのが、次いで55~64歳(18.43%)、35~44歳(17.39%)となる点。Eコマースはオンライン上で完結するため、若年層のユーザーが多い傾向がありますが、Chairishでは55歳以上のユーザーが約32%を占めているのが、特徴的。品質にこだわった高単価のアイテムが扱われていることから、このようなユーザー分布となると考えられます。(参照⁰)
男女比は、34.61%:65.39%。女性ユーザーが圧倒的に多いのも特徴の一つです(参照⁰)
人気のカテゴリ・プロダクト
高級家具・インテリアアイテム
出品にかかるコスト
販売プランや、商品によって変わるが、基本は販売した商品の約20~30%。
詳細はこちら
11位:Ruby Lane(ルビーレーン)
特徴
出品したいアイテムが、骨董品、収集品、ジュエリー、ビンテージアイテム、アート作品などである場合、Ruby Laneは最適なマーケットプレイスの一つです。 1998 年に設立されたRuby Laneは、2019 年に販売者が最もすすめたいeコマースプラットフォームに選ばれており、EcommerceBytes による「Sellers Choice Award」の第2位にも輝いています。月間約110万人の訪問数をほこります。(参照⁰)
ユーザー層
Ruby Laneを最も利用している年齢層は、25~34歳で全体の20.03%。注目したいのは、次いで55~64歳(18.56%)、さらに65歳以上(17.17%)と、55歳以上のユーザー層が約36%を占める点です。通常は厚いユーザー層となる18~24歳が最も少ない12.12%となっています。年齢層が少し高めのユーザーが好みそうな、骨董品、ビンテージアイテム、ハンドメイドアイテムなどを扱う場合、非常に相性が良いプラットフォームであることが見てとれます。
男女比は、41.07%:58.93%。女性ユーザーの比率が高いのも特徴の一つです。(参照⁰)
人気のカテゴリ・プロダクト
売れ筋の商品としては、下記のアイテムが挙げられます。
Vintage collectibles
Art & Craft
Jewelry
Carpets & Rugs
Furniture
Antique dolls
Glass
Lighting
Pottery & Porcelain
Fashion
Silver items
(参照14)
出品にかかるコスト
詳細の条件などによって多少異なりますが、基本的にはメンテナンス料金が、月額$25かかります。(月に15品以上出品すると、 ボーナスとして、$25の払い戻しがあります。)さらに、注文総額の 9.9% のサービス料がかかります(上限は$250)。
まとめ
今回は、アメリカで人気のeコマースマーケットプレイスを11個ご紹介しました。記事がアメリカのビジネス立ち上げの参考になればと思います。
出店してみたいけれど、どのように始めたらいいんだろう?
と疑問に思う方は、下記の記事もお勧めです。
なお、当社トレードポータルでは、アメリカ向け越境ECに必要な、物流、EC立上げ、現地法人設立、のサポートをしております。
保管1ケースから、初期費用なし、従量課金で始められるので、リスクを抑えたアメリカ事業展開が可能です。
※参照データ一覧
(similarwebのデータは、2023年7月現在に見られる最新データを引用しています。)
<Amazon>
<eBay>
<Etsy>
<Bonanza>
<Walmart>
<Instagram>
売れ筋
<Facebook Marketplace>
<AliExpress>
売れ筋
<Ruby Lane>
Bình luận